大相撲初場所を振り返って

こんばんは、アスタです!

 

今回は大相撲初場所全体の感想をを述べていきます。

 

前日の記事はこちら

 

asuta.hatenablog.com

 

御嶽海、充実の相撲内容

御嶽海関が13勝2敗で見事優勝。場所後の大関昇進も確実としました。両大関が苦しむ中、見事な活躍だったと思います。相手に合わせて相撲を取れるのがいいところですよね。相手の良いところを出させずに勝負を決める御嶽海関らしい相撲が多く見られました。加えて、連敗しなかったことも大きかったのではないでしょうか。負けた次の日には、立ち合いで力強い踏み込みを見せるなど、修正力も光りました。この点も大関昇進が決まった要因でしょう。

 

照ノ富士横綱の責任を果たす

照ノ富士関は11勝4敗。先場所のことを考えると、ここまで負けるとは思いませんでした。やはり照ノ富士関は怪我とも常に隣り合わせということを感じましたね。それでも勝ってる相撲は完勝でしたし、最後まで出場する姿は立派でした。横綱の責任は十分果たしたと思います。まずは、ゆっくり休んで、怪我を直してほしいです。

 

阿炎は力を示した!

阿炎関は先場所に続いて12勝3敗。今場所は上位の力士とも多く対戦した中でこの成績は、幕内でも力を示したと言えるでしょう。突き押しの威力は抜群でしたね。動きの良さも目立ちました。不用意に引くこともなく、精神力の強さもうかがえます。

 

平幕力士の活躍も目立つ

そのほかにも、多くの平幕力士が活躍しました。

 

琴ノ若関も千秋楽まで優勝争いに残り、敢闘賞を獲得しました。今場所は押しの威力が良かったですね。

阿武咲関も力強い押し相撲で二桁の白星。優勝争いを引っ張っていた阿炎関、御嶽海関を破る活躍も見せました。豊昇龍関も11勝。当たり負けしない力がついてきましたね。この両力士は来場所、上位総当たりとなりそう。どのくらい活躍するのか注目ですね。

 

宇良関は自己最高位での勝ち越し。多彩な技はもちろんのこと、押し合いでも負けない力強さも見られました。上位でも戦えることを示しましたね。宇良関と役力士の対戦は非常にワクワクするのでしょうか!、来場所も見れるのが楽しみです!

 

同じく小兵力士の石浦関は11勝4敗。動き回って自分の体勢をつくる小兵らしい攻めでした。そこからの技もお見事でしたね。

 

玉鷲関は照ノ富士関の連勝を23で止める大金星。突き押しの良さも光りました。

 

役力士は苦しい場所に

照ノ富士関、御嶽海関以外の役力士は星が伸びませんでした。

 

大関貴景勝関が休場、正代関は負け越し、と存在感を残せず。貴景勝関は先場所12勝していただけに残念です。力はあると思うのですが、こうも怪我が多いと心配ですよね。正代関は今までなんとか勝ち越せていましたが、とうとう負け越しです。腰高で胸を張るので、相手にとっては攻めやすそうな感じがします。勝つためには腰高でも関係ないほどの馬力を取り戻すか、相手によって頭をつけるなど、様々な取り口を覚える必要があると思います。

 

隆の勝関も勝った相撲はどっしりしていて良いのですが、時々はたきに落ちるなどもろい場面がありました。明生も動きの良さは見られたのですが…。今場所は怪我の状態が良くなかったのか。ふたりとも前に落ちることが多いので、そこでこらえることができれば、もっと星が伸びると思います。大栄翔関は攻めきれない相撲が多く見られました。それでも負け越してからは4連勝で場所を終えました。やはり地力はあると感じましたね。

 

 

三役争いはどうなる⁉

来場所の三役力士も予想してみます。久々に関脇、小結の地位に御嶽海関がいなくなるので、その分これからは多くの力士が三役を経験できそうですね。

 

関脇は東に若隆景関、西に阿炎関だと思われます。ともに昇進すれば、新関脇となります。若隆景関が三役に戻るのは嬉しいです。前回小結だったときは5勝10敗だったので、今回は勝ち越しでほしいですね。阿炎関も関脇で勝つ力は十分あると思います。

小結は東が隆の勝関、西が豊昇龍関と予想します。豊昇龍関も昇進すれば新三役ですね。宇良関にも上がって欲しいのですが、少し厳しそう。来場所は新鮮な顔ぶれになりそうです。

 

来場所の展望

来場所は照ノ富士関、御嶽海関が中心になると思われますが、両者とも不安要素はあります。御嶽海関は以前のようなムラっけが出るかどうか。今場所みたいに一日一番集中して相撲が取れれば良いのですが。新大関になったことでどのような心境で望むのか、注目です。照ノ富士関は怪我の状態がどうなのか。加えて、注目したいのが攻める相撲を取るのかどうかです。今場所は相手に攻めさせて勝つ、いわゆる「横綱相撲」を取っていたのですが、それで玉鷲関に敗れてから自分から攻める相撲が増えました。来場所どちらの相撲を取るのかも見どころです。

 

若隆景関、阿炎関にも優勝の可能性があると思います。若隆景は今場所、初日から4連敗しながら、最後は5連勝で場所を終えました。下位の力士相手には安定して白星をあげているんですよね。来場所は関脇が予想されるので、1、2敗くらいで終盤まで残ることもあるのではないでしょうか。阿炎関も2場所連続で優勝争いを経験しており、来場所こそは、という思い気がします。

 

大関候補は?

御嶽海関が大関になることで、次の大関候補が誰になるのかも気になるところでしょう。私としては、阿炎関が次に大関になりそうな気がします。来場所勝ち越すことができれば、大関候補筆頭と見て良いんじゃないでしょうか。個人的には若隆景関になってほしいです。はたきに簡単に落ちない点は魅力ですよね。毎場所安定した成績なので、一度大勝ちを経験すれば、大関の機運も高まる気がします。隆の勝関、明生関、大栄翔は力はありますが、もろい面があったりしますね。ここを修正できれば大関も見えてくるでしょう。

 

ということで、大相撲初場所の感想を書きました。来場所も新大関御嶽海や、大関候補は誰か、など見どころがたくさんですね。

 

それでは、来場所をお楽しみに!!